Черепашка(チェレパシュカ)

(出典:http://russian-garmon.ru/)

「Черепашка」(チェレパシュカ)は「亀」という意味。

●●シュカっていうのが「小さな●●ちゃん」みたいなニュアンスだから「子亀ちゃん」みたいな感じかな。

高さ15センチくらいの極々小さいガルモーニのこと。もっとも小さいものはマッチ箱くらいである。小さいものになると右手キーは3つか4つしかないので、ダイアトニックじゃないと曲が成り立たないであろう。

タタルスタンの奏者がよく使っているが、演奏を聴かせるというよりは、演芸的、見世物的な存在。とはいえ、意外とちゃんとした曲が弾けるので驚く。

下の動画の前半がこの「子亀ちゃん」の演奏の典型的なもの。(後半は普及機のХромка

楽器のサイズに対して蛇腹が長いので、いろいろと演奏に表情がつけられるのが楽しい。

しかし楽器が小さい分、演奏者の表情やパフォーマンスがとても重要なのがわかる。

ところで、私が究極の「子亀ちゃん」だと思っている楽器がこちら。


 

なぜブーツ???















(出典:http://nazaccent.ru/)

実はブーツ型を含め、「子亀ちゃん」タイプはサラトフ地方の楽器らしい。

以下の動画は「サラトフスカヤ・ガルモニカ・アンサンブル」。

ガルモーニ全員がベル付きのサラトフ式なのでやかましいことこの上ないが、0:30あたりからこのブーツ型とЧерепашкаが登場する。