Ногофон(ノヴォフォン)

(出典:http://russian-garmon.ru/)

Ногофонは「フットベースアコーディオン」という呼び名もあるようだ。

足で踏んで演奏する、ベース専用のアコーディオンである。

戦前までは人気があったがその後廃れてしまったとのこと。


例によってロシア語なので細かい事はわからないが、こちらのページで音の配列とか使い方が見られる。ページの下の方には音源も載っているので、楽器単体の音とそれを使った演奏の音を聞くこともできる。

ホルンみたいな音がします。


実際に使っている動画がコレ。

一番右の女性が踏んでいるのがそうです。

最初何も知らずに見ていて、「なんで右の女性だけ足台をしているのかな?椅子が高いのかな?」と思っていたのだったが、2分すぎたあたりでやっと楽器だと気付いた。

 

足で踏むアコーディオンがあるなんて想像もしなかったということもあるけど、左から二番目の男性の楽器が非常に奇妙な形をしているので、それに気を取られてしまったせいもある。

だって、変だよねー、絶対!

 

その楽器についてはこちらで。


もう一本、これは足元重視で撮っていて、ノヴォフォンの活躍がわかりやすい。

ふつうの蛇腹楽器は蛇腹を押したとき用と引いたとき用に同じ音のリードが2つ入っていて、押し引きで同音が鳴るようになっているのだけど、これはおそらく押したとき(踏んだとき)用のリードしか入っておらず、戻るときには鳴らない仕組みになっているのだろう。


しかし、いいなー、この楽器。

演奏しているときの姿が何ともいえない。

復活しないかな。