Acordeones de Tejas TV Show

南テキサスコンフント協会という団体がやっているコンフント音楽の専門番組。

KMBHというアメリカ、テキサス州のローカルテレビ局で土曜日の16:30に放送されているらしい。

 

南テキサスコンフント協会のサイト

http://conjunto.org/

 

「コンフント」の定義についてはこちらの説明がすごくわかりやすかった。

 

テクス・メクス料理 エル・カフェ様の2013年5月15日のfacebook記事

 

もともとの民族音楽「フォルクローレ」に対して、ヨーロッパからの移民が持ち込んだ文化が融合した「ネオ・フォルクローレ」というものがあり、中でもドイツ移民が持ち込んだアコーディオンを主要楽器として、バンド音楽として発展したものが「コンフント」という感じなのかな。同じ音楽でもメキシコ側では「ノルティーニョ」とよばれるんだって。へえー。

 

とりあえず放送後は番組MCのLupe Saenz氏がYoutubeの自分のチャンネルにアップするようにしてるみたいで、かなりの本数が見られる。

でもコンフント協会のサイトは英語なのに、番組はスペイン語。

一言もわからんよ!でも見られちゃうのが音楽番組のおもしろいところ。

 

Lupe SaenzのYoutubeチャンネル

 

えんえん演奏が続くだけのシンプルな番組です。

一番新しい日付のがコレでした。↓

他のも見てみたけど、みんな同じ感じ。

途中でインタビューが挟まったりするけど、基本的にはどこかの酒場か、ダンスホール、ときには野外会場などでのライブ演奏と、それに合わせて踊るお客さんの映像がずーっと流れてる。

おまけにどれも同じような曲・・・。

 

でもそれでいいのです。これはじっくり聴くための音楽じゃなくて、踊るための音楽だから。リズムやテンポがずーっと同じであればあるほど、頭カラッポにできるから、楽しいし、気楽になれる。

きっとお茶の間で、視聴者もビール飲んでくつろいだり、ご飯食べたり、踊ったりしているはず。テキサス州にお茶の間があるか知らないが。

昔、キャリアウーマンに扮した山口美江が自宅マンションに帰るなり、ハイヒールを脱ぎ捨てて「しば漬け食べたい!」って言うCMあったけど(古いね。)、こういうのは、いわば「しば漬け」みたいな音楽なんだろう。

もう、気も頭もセンスも使いたくないっ!ってときに聴いてホッとするのだ。

 

ということで、何本も動画が上がっていますが、基本的にどれを観ても同じ。

でもそんな中に、私が好きなアルバート・ザモラが出ていた回があった。

ちょっと彼だけ、異様な感じがしないこともない。(4分12秒あたりから。)

2014年4月11日にアップされた動画には、なんと日本唯一(たぶん)のコンフントバンド、コンフントJが紹介されている!

びっくり!